校長室から

R2.7.20

「味覚の発達」

 少し前に、市の食育指導専門員による1年生の食育指導が行われました。テーマは「よくかんでたべよう」でした。よく噛むと「歯だけでなく、頭もよくなる!」など、良いことがたくさんあると知った1年生は、その後の給食で目標の一口30回を目指し、張り切って噛んで食べました。
 よく噛むことによる効果について調べてみたところ、「卑弥呼の歯がいーぜ」という語呂合わせの覚え方が見つかりました。「ヒ;肥満防止」「ミ;味覚の発達」「コ;言葉の発達」「ノ;脳の発達」「ハ;歯の病気予防」「ガ;がんの予防」「イ;胃腸を活発に」「ゼ;全力で仕事や勉強ができる」とありました。 現代人は戦前の日本人と比べて半分以下、弥生時代と比べると6分の1程度まで食事時の噛む回数が減っているそうで す。
 「味覚の発達」については、授業の中でも触れられていました。5つの味のうち、「あまい」「しょっぱい」「うまい」は子どもの味覚、「すっぱい」「にがい」は大人の味覚とのことでした。
 さらに調べてみると、「味」は舌の表面にある「味蕾(みらい)」という小さな蕾(つぼみ)のような突起で感じる。「味蕾」の数は10~12歳頃まで増えていき、その後は減っていく。食材本来の味をよく噛んで味わうことで、より複雑な味を見分けようと「味蕾」は増え、それに関わる脳も鍛えられるのだそうです。ピーマンやほうれん草など、歯で噛むとえぐみや苦味が出る野菜を嫌がるのは当たり前。「苦味」「酸味」は、何度も経験することで徐々に慣れていく味 とのこと。食経験を重ね、さまざまな味を受け入れられるようになっていくと味覚は発達し、逆に味付けの濃く単調な塩辛い物や甘い物ばかり頻繁に食べていると、子どもの味覚から抜け出せなくなってしまう場合もあるようです。子どもの頃あまり好きじゃなかったタラコや酢の物を今おいしくいただけるのは、「少しでも食べなさい」と経験させてくれていた母や祖母のおかげなのですね。十勝は豊かな味覚を育てるのに適した地域と言えますね。

R2.5.18

ロウソクの科学

・私たちの身近にある1本のロウソクには、この宇宙を支配するすべての法則にかかわりがあると言っても過言ではないほど、たくさんの科学的な現象が起こっている。
・当たり前だと思って見過ごしてしまうような現象にも、たくさんの不思議が隠れている。それを見つけ、考える視点を持つことが重要だ。

「こんな時こそ」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校していたイタリア・ミラノの高校の校長ドメニコ・スキラーチェ氏のメッセージが話題となりました。氏は古い小説を引用して「多くの人が不安を抱いていると疑心暗鬼が生まれやすい」「デマや略奪など集団の妄想に惑わされやすい」などの集団心理を説くとともに,「こんな時にこそ良い本を読んでほしい」と勧めています。私も「読書」には大いに賛成ですし,「こんな時にこそ」という発想もとても価値のあることではないかと思います。
 リチウムイオン電池でノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏。科学に興味を持ったきっかけは,小学校4年生のとき担任の先生から勧められた「ロウソクの科学」という本(ファラデーが子ども向けに実験講演をした様子を記したもの)であったそうです。学校ホームページでも紹介している文部科学省「子どもの学び応援サイト」の《わくわくサイエンスリンク集》では,日本中の科学に関する各種研究機関が子ども向けに最先端科学について映像やアニメで紹介しています。大人もワクワクできる内容です。子どもたちの科学への扉が開くかもしれません。「こんな時にこそ」の一つとして加えてみてはいかがでしょうか。


R2.4.8

令和2年度入学・ 進級お め で とう ご ざい ま す

 今年度より参 り ました 森下 寛(もりした ひろし)と申します。
 新学習指導要領の本格実施の年となります。「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」「道徳の教科化(考え議論する道徳)」「3年生からの外国語活動」「プログラミング教育の実施」「学習評価観点の整理」など、未来社会の変化を見据えた改訂がこれまでも先行実施等により話題になっていたかと思います。
 そこで、本格実施にあたる今年度の重点を「わくわくする授業づくり」と構えました。

 重点テーマ
 「学びにわくわく」する授業づくり
 「自分にわくわく」する伸びしろの実感
 「未来にわくわく」する視野の広がり

 新たな学びとの出会いを大切にし、児童自身が自らの成長を一歩一歩実感できる働きかけを大事にしていきたいと思います。
 コロナウィルス感染拡大防止に関しては、子ども達にもご家庭にも大変なご負担をおかけしております。いくつかの制限をしながらも学校を再開することができ、慌ただしいながらも校内は活気に溢れています。まだしばらくは油断できない状況が続きますので、安心安全を第一としながらも、子ども達の新学期への期待と意欲に応えられるよう、職員一同全力を注いでいきたいと思います。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。